静岡県浜松市の摩訶耶寺の仁王さまは、平安時代の末期につくられたとされる金剛力士像（仁王像）で、静岡県指定文化財です。現在多数の部材に分かれた状態で保管されていますが、今回各部材を３D計測し、コンピュータ上で組み上げ、形状や色を復元することによって、両像がつくられた頃の姿の想定復元を試みました。今回摩訶耶寺様のご理解のもとで、そのデータを使用して、簡単な操作で、自由な視点で閲覧できるデジタルの「御守り」として配信することにしました。
なお本コンテンツは平成25～27年度科学研究費助成事業（若手研究A）「携帯型端末機に対応した本物に魅せる３Dデータの制作・表現手法の研究 」の研究成果の一部として、東京藝術大学大学院保存修復彫刻研究室、総合芸術アーカイブセンターにて制作を行いました。